木造非住宅ソリューションズ 脱炭素社会実現に向けて、建築物の木造化・木質化に関する課題解決に貢献

木造化・木質化に関する実務支援

脱炭素社会の実現に建築関連で大きく貢献できるのが、木造非住宅分野です。

「木造非住宅ソリューションズ」は、非住宅用途の建築物の木造化・木質化を推進するための実務者ネットワークです。

本事業の目的は、「脱炭素社会実現に向けて、建築物の木造化・木質化に関する課題解決に貢献」することです。

テーマは、「(木造化+木質化)✖️ α」です。

木造化・木質化を追求し、更なる付加価値を創出します。

 


「木造非住宅ソリューションズ」について

  1. 「木に不慣れな人・会社を、木が得意な人・会社が支援する仕組み」を構築する取り組み
  2. 「木造化・木質化の普及に不足するリソースを補うソリューション」を提供する取り組み
  3. 「木造化・木質化による炭素固定量を増やし、木造技術革新による非住宅木造建築物を推進する」取り組み

 

建築物の木造化・木質化は、木が持つ様々なメリットにより、脱炭素社会の実現に貢献できます。
木造化・木質化を促進する法改正が続いており、木造建築物を実現しやすい環境になっています。
「木造非住宅ソリューションズ」は、木造非住宅分野の「縁の下の力持ち」になりたいと考えています。

コンセプト

木材利用の意義と、建築分野における木材利用

 

コンセプト

日本の建築物を床面積ベースで分類すると、住宅系が約2/3、非住宅系が約1/3に分けられます。

1~3階建ての低層住宅については木造率は約8割に上りますが、4階建て以上の中高層建築及び非住宅建築の木造率はいずれも低位です。

住宅分野は木材需要において重要であるとともに、中高層及び非住宅分野における木造化・木質化を進め、新たな木材需要を創出することが重要です。

木質耐火部材やCLT等の木材を建築材料に使うための製品・技術の開発など、中高層分野や非住宅分野で木材を利用できる環境が制度や技術面において整備されています。

脱炭素社会、カーボンニュートラル、SDGs、ESG投資等により木造建築が注目されています。

木造の非住宅建築は主に低層の商業施設(店舗、事務所、宿泊施設)や福祉施設(幼児施設や高齢者施設)に適しています。

木材利用は、快適で健康的な室内環境等の形成に寄与するだけでなく、地球温暖化の防止など森林の多面的機能の持続的な発揮及び地域経済の活性化にも貢献します。

木材には、調湿作用、一定の断熱性等の特徴があるとともに、木材による嗅覚、触覚、視覚刺激が生理・心理面に好影響を与えます。

非住宅・中高層建築物の木造化・ 木質化に取り組む動きが求められています。

 

木造非住宅分野の課題

木造化・木質化を促進する動きは加速していますが、それを担える建築実務者が不足しているのが現状です。

その理由は、「住宅」と「建築」の違いです。

住宅分野(主に木造の戸建住宅関連)の実務者は木造に関する実務経験はありますが、施設建築のノウハウや実績はほとんどありません。

建築分野(主に鉄骨造や鉄筋コンクリート造によるビルや施設)の実務者は、施設建築のノウハウや実績はありますが、木造に関する実務経験がありません。

木造非住宅の普及には、住宅と建築のあいだの課題を解決することが求められます。

そのために必要なソリューションを提供するのが「木造非住宅ソリューションズ」です。

サービス

木造非住宅ソリューションズの概要

木造非住宅ソリューションズの概要

ハウス・ベースは「木造非住宅ソリューションズ」の活動を通じて、木造非住宅関連の実務支援プラットフォームを運営する会社です。

 

サービス内容


 

  • 発注者支援
    施主向けに、木造化・木質化への事業計画、依頼先選定、プロジェクトマネジメント等
  • 設計支援
    木造化・木質化プロジェクトの建築計画、デザイン、図面作成、申請等
  • 施工支援
    木造化・木質化プロジェクトの施工者紹介(元請、建て方)、施工者に対しての案件紹介等
  • 事業者支援
    メーカー、商社等を対象に、木造化・木質化に関する広報、イベント、販促支援等

 

サービス内容

発注者支援

発注者支援

建築計画の立案、工程管理

発注者が建築物を構想した際、建築のノウハウや経験がない場合、実際の建築計画を立案することは至難の技です。

発注者のニーズに応じて、最適な施設の計画を専門家チームと共に提案します。

事業計画に応じて現実的な工程を設定して、関係者に周知しながらスケジュールを管理します。

 

設計事務所の選定

設計事務所は「建築設計のプロ」ではありますが、その実力や実績には大きな差があり、あらゆる用途の設計が得意な設計者も存在しません。

自社で計画する建物の用途や規模に応じて、適切に設計事務所を選定することが重要です。

そのプロジェクトにふさわしいと思われる実力・実績のある設計事務所を紹介します。

 

施工会社の選定

建設会社は「施工のプロ」ではありますが、設計事務所と同様にその実力や実績には大きな差があり、注意点としてはどの工法(鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造)が得意な会社なのかを判断することです。

施工会社の選定

設計支援

設計支援

木造非住宅の設計支援の内容
計画やデザイン、図面作成、申請業務まで対応可能


 

  • 建築計画の支援:計画する用途や規模に応じた計画案の作成を支援します。
  • 建築デザインの支援:外観デザインやインテリア等のデザイン案の作成を支援します。
  • 図面作成の支援:基本設計図、実施設計図等の作成を支援します。
  • 申請業務の支援:建築確認申請業務や条例等の手続き業務等を支援します。

 

木造非住宅の設計支援のメリット
実力・実績のある設計者メンバーのみ


 

  • クライアントにとっては「建築家によるデザイン提案」は訴求できる要素となります。
  • 集客強化・ブランドイメージの向上等による受注強化につながります。
  • 自社で注力したい業務や案件に限定して依頼内容を絞り込めますので、設計に関する外注費を抑えることもできます。

 

木造非住宅の設計支援のポイント
使い勝手のよさ


 

  • 設計力強化を使い勝手よく提案:クライアントのニーズに応じて、設計支援の方法からご提案します。
  • クライアントの設計ルールを遵守:クライアントそれぞれの設計・仕様ルールに準じて設計提案を実施します。
  • オンライン対応:条件によってオンラインでの設計支援も可能です。時間、出張コストを大幅に削減できます。

 

設計支援

デザインサポートで「設計力」差別化してみませんか?

木造非住宅ソリューションズ

非住宅の木造化・デザインサポートが必要な際はお気軽にご相談ください。

施工支援

施工支援図解


 

施工会社紹介

元請となる建設会社、建て方施工や木工事を担える工務店の紹介を支援します。

非住宅用途の建築物を木造で施工できる会社は限定的です。

計画内容に応じて、最適な施工会社をご紹介します。

 


 

積算対応

木造非住宅案件の概算見積りや本見積りを支援します。

非住宅用途の建築物を木造で計画する際、資金計画を策定する上で建設費の把握は重要になります。

※エリアや内容次第では対応できないこともございますので、あらかじめご了承ください。

 


 

木構造に関する支援

木構造の構造設計+プレカットを提供する企業と連携してサポートします。

計画する木造建築物の内容に応じて、適切な構法選定を助言します。

※エリアや内容次第では対応できないこともございますので、あらかじめご了承ください。

木造非住宅ソリューションズ

非住宅の木造化・デザインサポートが必要な際はお気軽にご相談ください。

事業者支援

事業者支援図解


 

広報支援

木造化・木質化に関する建材やサービスについて、コンテンツマーケティングによる認知拡大を支援します。

建材メーカー、建材商社様に対して、建材やサービスの認知度を高めて問合せを増やすべく、WEBサイトのコンテンツ制作や広告運用などを通じて、「広報支援」を提供致します。

建築関連の実務経験者の企画・監修による情報提供型、購入検討用コンテンツ等を設計、記事制作を行ないます。

 


 

イベント支援

木造化・木質化に関する建材やサービスを訴求するための、イベント企画・運営・集客等を支援します。

建材メーカー、建材商社様のニーズやターゲットに応じてイベントの施策をご提案します。

住宅・建築関連の各分野のトップランナーによる勉強会等も開催可能です。

 


 

建築実務者紹介

ニーズに応じて最適な建築実務者(設計事務所、建設会社、その他の専門家)を紹介します。

建材メーカー、建材商社様には、多くの取引先(工務店、建設会社、ビルダー、不動産会社等)が存在しますが、その取引先が木造非住宅に取り組む際には実務面の課題(営業・設計・施工等)を克服する必要があります。

そのような場合に、求められる実務内容に応じて適切な人・会社をご紹介します。

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非住宅の木造化・デザインサポートが必要な際はお気軽にご相談ください。

ケーススタディ

非住宅の木造化・木質化事例、デザインサポート事例

 木造非住宅 ケーススタディ


 

 

木造化・木質化の流れは、建築界に大きな影響を及ぼしています。

建築分野における「脱炭素化」の柱の1つが、木材利用の促進です。

「持続可能な開発目標(SDGs)」への対応、「環境や社会、企業統治を重視する(ESG投資)」の拡大などを背景に、環境や社会への貢献度が企業価値を左右する時代が訪れています。

木材は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比較すると工期や材料の納期が短いことから、木造化は現実的な手段となり得ます。

このような資材高騰局面の中、発注者の理解を得ながら、現実的に「建物を建てる」手段を構築することが求められています。

よくある質問

FAQ

木造建築が環境に貢献できるのは具体的にどのようなことですか?

木造建築は、森林と同じように炭素を建物内に⾧期固定することが可能です。

地域において木造建築を増やす取り組みは、まるで森林であるかのように、大気中の炭素が街に固定されるといえます。

「木」は生⾧過程でCO2を吸収し、伐採後も炭素を固定化し続けるため、木造建築は⾧期間炭素を大気に戻さないことに加え、伐採地に植林されることで CO2 吸収力は回復され、地球温暖化防止に貢献できます。

木造建築のメリットはどんなことですか?

  • 木はサステナブルな循環型資源
    木は、適切な森林管理によって持続的に再生産が可能な資源です。植林・伐採・木材生産・建築・解体・焼却・ 再利用のサイクルを通じてこれからの時代に求められるサステナビリティ(持続性)の実現を目指すことができます。
  • 木の断熱性の高さ
    木は、鉄やコンクリートに比べて熱伝導率が低く、断熱性が高い素材です。外気の侵入を防ぎ、快適な室内の温度を逃さないことは、健康的で快適な暮らしに不可欠な性能です。
  • 木造は建築時のCO2排出量を削減できる
    木造建築は、鉄筋コンクリート造(RC 造)や鉄骨造の建築に比べて、資材の製造時や加工時に必要なエネルギーが少なく、建設時のCO2排出量の大幅な削減を可能にします。

木造非住宅ソリューションズの活動の目的はどんなことですか?

鉄骨造や鉄筋コンクリート造が主流であった非住宅建築物の木造化・木質化の実務を支援することで、木造化・木質化の可能性を広げ、脱炭素に貢献することです。

木造非住宅ソリューションズのメンバーの選考基準は?

木造非住宅ソリューションズは、原則として下記の条件を満たした実務者、企業のみがメンバーとして登録しています。

  • 「木造化・木質化の普及」に前向きな姿勢で活動できること。
  • 「木造化・木質化」に関しての技術や実績をもっていること。
  • ハウス・ベースが「木造化・木質化の普及に貢献できる」と判断できる人・会社であること。

実績はもちろんですが、「コミュニケーション能力」、「専門的な能力」、「実務能力(コストやスケジュールの管理等)」を満たした人・会社のみ登録しています。

木造非住宅ソリューションズに相談するにはどうしたらいいですか?

木造非住宅ソリューションズのサービスの内容を本サイトでご確認いただいた上で、メールもしくは電話にてお問合せください。本サイトの「お問合せ」の入力フォームまたはフリーダイヤル(0800-111-8223)からご連絡をお願いいたします。

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