「木造非住宅ソリューションズ」の活動についてお伝えします。

今回は「兼松サステック様:外装木質化見学会」<前編>です。

後編はこちらです。

「木造非住宅ソリューションズ」とは?

「木造非住宅ソリューションズ」とは、脱炭素社会実現に向けて、建築物の木造化・木質化に関する課題解決に貢献するための実務支援チームです。

◾️テーマ:「(木造化+木質化)✖️α」→木造化・木質化を追求し、更なる付加価値を創出

◾️活動の主旨:木に不慣れな人・会社を、木が得意な人・会社が支援する仕組みの構築

【主なサービス内容】

◾️発注者支援:施主向けに、木造化・木質化への事業計画、依頼先選定、プロジェクトマネジメント等

◾️設計支援 :木造化・木質化プロジェクトの建築計画、デザイン、図面作成、申請等

◾️施工支援 :木造化・木質化プロジェクトの施工者紹介(元請、建て方)、施工者に対しての案件紹介等

◾️事業者支援:メーカー、商社等を対象に、木造化・木質化に関する広報、イベント、販促支援等

【活動内容】

◾️「木造非住宅ソリューションズ」  :実力・実績のある選抜メンバーによる各種実務支援

◾️「木造化・木質化勉強会(見学会)」:定期的に実施してリテラシー向上とメンバーの親睦を図る

◾️「木造非住宅関連メディア」      :木造非住宅専用ページを開設して情報発信、啓蒙活動

本記事は、上記の「木造化・木質化勉強会(見学会)」の活動レポートです。

「兼松サステック様:外装木質化見学会」概要

今回は、兼松サステック株式会社様のご厚意により、「外装木質化見学会」を開催できました。

木造非住宅というと、「木造化」の意識が強い実務者も多いですが、実は注目すべきは「木質化」です。

「木造化」は主に構造躯体を木造にすることを求められますが、「木質化」は外装や内装、外構等にまで幅が広がりますので、一気に領域は広がります。

兼松サステック様は、外装木質化の分野ではトップメーカーの1社です。

【兼松サステック株式会社様】

https://www.ksustech.co.jp/

今回の見学会は、実務者の皆様により理解を深めていただくべく、「講義+見学+懇親会」のセットで開催しました。

【プログラム】

1.講義:外装木質化のポイントについて解説(※遠隔地の方はオンラインで参加)

2.見学:外装木質化の事例見学

「国立競技場」

「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」

「上智大学15号館」

「前田建設工業」

「銀泉西新橋ビル」

3.懇親会

「兼松サステック様:外装木質化見学会」講義

今回は「木造非住宅ソリューションズ」メンバーから15名の方に参加していただきました。

遠方の方にはオンラインで参加していただきました。

朝、9時30分に集合して、まずは兼松サステック様の会議室で2時間の講義です。

「兼松サステック様:外装木質化見学会」講義

兼松サステックの営業担当様からは、実務ポイントや事例を中心に解説していただきました。

兼松サステック 外装木質化 実務ポイント 事例

兼松サステックの技術担当様からは、施工や耐久性等を中心に解説していただきました。

兼松サステック 外装木質化 施工 耐久性

参加者の皆様からは、さまざまな質問が出るなど、活発な意見交換もありました。

まとめ

「木造非住宅ソリューションズ」では、実務者のスキルアップや交流を目的に定期的に勉強会や見学会を開催しています。

木造化・木質化に関する支援を提供する活動において、その担い手となる実務者(設計者、施工者、その他専門家)への情報提供や啓蒙活動は必須であると考えています。

加えて、人口減少・高齢化・建築離れ等の問題による、実力・実績のある実務者確保も重要な課題です。

そうした問題意識から、木造化・木質化に関して学ぶ場を定期的に設けることにより、実務者の実力向上を図りたいと考えています。

本レポート<後編>では、外装木質化事例の見学についてお伝えします。