- 2025年1月1日
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皆さま、あけましておめでとうございます。
新たな年の初めを迎え、皆さまには健やかにお過ごしのことと、お慶び申し上げます。
昨年まで、ステークホルダーの皆様におかれましては、当社事業への多大なるご支援、ご協力をいただき、心より感謝を申し上げます。
「住宅・建築の課題を解決する」をビジョンに取り組んできたハウス・ベース株式会社は、2025年は創業10年目の節目の一年となります。
https://network.house-base.co.jp/
2025年を迎えるにあたり、特に注力する事業は「木造化・木質化支援」です。
https://network.house-base.co.jp/wooden-non-housing-solutions/
これまで以上に木造化・木質化の普及に貢献するために、当社の木造化・木質化支援における「設計支援」「広報支援」「実務支援」を強化していく方針です。
これまでに培った経験は、建材メーカーや木材系メーカー、建材商社、さらには建設会社・工務店・設計事務所といった多様なパートナーの皆さまとの協力があってこそ形になりました。
そして、建物の発注者の方々に「木造化・木質化」の魅力を伝え、一緒になって木造非住宅を創り上げる過程は、当社にとって大きな成長の糧となっています。
近年、SDGsやサステナビリティへの関心が高まるなか、森林資源の活用や地域活性化につながる「木造建築」は、社会貢献の新しいかたちとして注目を集めています。
私たちの取り組む「木造化」や「木質化」は、ただ見た目を木にするだけではありません。
そこには、環境保全の視点や、国産材を用いることで地域経済を支えたいという想い、また災害時のレジリエンスを考慮した設計手法など、多岐にわたるメリットがあります。
ハウス・ベースの2025年
ハウス・ベース株式会社では2025年を「木造化・木質化推進」における飛躍の年と位置づけ、新たなメディアの立ち上げやネットワークの拡大に力を注いでまいります。
木造非住宅を普及させるための課題解決のためにノウハウやネットワークを駆使しながら、広報の面で木造建築の魅力を発信していく取り組みを強化し、さらには発注者の皆さまや業界関係者をつなぐプラットフォームとして、さまざまな支援メニューを充実させる所存です。
「木造化・木質化支援」のソリューションをさらに充実させ、新たに開設するメディアで多角的な情報発信を行い、業界や地域を問わず広いネットワークを築くことで、木造非住宅の価値と役割をより多くの皆さまにお届けしたいと考えています。
これからの日本の建築界を盛り上げるためにも、今まで以上にステークホルダーの皆さまのご協力が不可欠です。
ハウス・ベース株式会社が2025年に掲げる3つの目標と、それにまつわる具体的な取り組み内容、さらには2025年の活動へのご理解とご協力のお願いについてお伝えいたします。
2024年までの感謝と新年への想い
2024年までの歩みを振り返りますと、ハウス・ベース株式会社が「木造非住宅」を広めるために力を入れてきた「木造化」「木質化」の取り組みは、多くのパートナーに支えられてきたと感じています。
私たちが得意とする「設計支援」や「広報支援」、そして「実務支援」は、決して自社単独では完結しません。
建材メーカーや木材系メーカー、工務店、設計事務所、そして建物を発注する方々の協力があってこそ、本当の意味で社会に根付く成果となりました。
そのため、まずは2024年までに関わってくださった皆さまへの感謝の気持ちを、この年頭所感でしっかりとお伝えしたいと思います。
国内の木造建築に関するニーズは年々高まっているとはいえ、まだ非住宅分野での木造化は十分に普及しているとは言えない状況です。
木造化・木質化の現状
そんな中、建材メーカーや木材系メーカーの皆さまが、より使いやすく魅力ある木造非住宅向けの商品開発やソリューション提供に励んでくださっています。
また、建設会社や工務店の皆さまが施工面での実現可能性を高める工夫を積み重ねてくださったことで、規模の大きな木造建築物や複雑な意匠でも木を活かせる道が開かれました。
発注者が木造の良さを理解し、発注段階から木質化に前向きでいてくださったことも、建築実務者にとっては非常に大きな支えです。
2024年で得た学びと成果
2024年までに当社が得た学びは、単に「木造建築物を増やす」だけではなく「木造建築の魅力を生活者や企業にどう伝えるか」という、広報的な視点の重要性です。
特にSNSや動画を活用して、木造建築がもたらす空間の魅力や、自然素材ならではのリラックス効果を伝えるなどの取り組みを強化する必要性を感じています。
現代においては、公共施設、民間施設のどちらにおいても木造化・木質化への関心が高まり、長期的なコストバランスや環境負荷低減のメリットなどが理解されるようになりました。
2025年に向けて
これらの成果を踏まえ、2025年は「木造化・木質化支援」をさらに加速させる決意を新たにしています。
ハウス・ベースが強みとする実務経験を活かしたコンテンツ作成力により、わかりやすく情報発信していくことで、木造非住宅に対する誤解や不安を解消し、魅力を広く伝えることができると考えています。
2024年までのご協力に対する感謝の気持ちを忘れず、さらに高みを目指していく―そんな思いを胸に、ハウス・ベース株式会社は2025年のスタートラインに立っています。
2025年の目標①:木造化・木質化支援の強化
ハウス・ベース株式会社が2025年に掲げる最初の目標は、「木造化・木質化支援のさらなる強化」です。
これまでに培った「設計支援」「広報支援」「実務支援」をより充実させることで、建材メーカーや木材系メーカー、そして建設会社や工務店、設計事務所、さらには建物の発注者の方々と一緒に「木造非住宅」の可能性を最大限に引き出す仕組みを整えたいと考えています。
近年、環境保全やサステナビリティへの意識が高まる中で、木を使った建築を選択する企業も増えてきており、この波をさらに大きくしていくためには、「支援体制の強化」が欠かせません。
設計支援のポイント
木造化・木質化の設計支援においては、まず多様な要望に関しての適切な判断と、そして建物の規模や用途に応じた設計者の紹介が肝心です。
クライアント(建設会社様、工務店様、不動産会社様等)の設計実務の課題に応じて、適材適所で選定した設計者による設計支援が、優れた木造非住宅の実現の鍵になります。
ハウス・ベースはクライアントと綿密に打ち合わせを行い、最適な設計者紹介による優れた設計支援を目指してまいります。
広報支援とメディアの活用
木造非住宅を普及させるためには、木造建築の魅力を正しく広める「広報支援」も重要です。
具体的には、SNSや動画コンテンツで、木造非住宅普及のために求められる「お役立ち情報」や「注目事例」、「話題のトピックス」などを伝えることで、メディア活用のノウハウを提供しています。
たとえば、Instagramのストーリーズで設計・施工プロセスの様子をリアルタイムに発信したり、YouTubeで完成後の建物ツアーを企画することで、視覚的にも木造の良さを感じてもらう取り組みなどです。
こうした広報活動により、木造化・木質化に興味はあるけれど、どのように事業や実務を進めてよいかわからない、という企業や発注者の不安解消につながると考えています。
実務支援がもたらすメリット
ハウス・ベースの「実務支援」は、木造非住宅における実務の課題解決の仕組みです。
クライアントのリソースや、プロジェクトの内容・難易度に応じて、木造非住宅の実現までにはさまざまな課題に直面します。
主なソリューションは下記です。
・構造設計・プレカット:木構造メーカーの紹介
・施工者紹介:工務店・建設会社の紹介
・啓蒙・研修活動:イベントの企画・運営、勉強会・セミナーの講師、その他
上記のような課題解決をノウハウやネットワークで対応することで、最終的に木造化・木質化の普及に貢献できると考えております。
2025年の目標②:木造化・木質化メディアの強化
2025年における2つ目の目標は、木造化・木質化に特化したメディアの強化です。
ハウス・ベース株式会社はこれまでにもWEBサイトやSNSなどを駆使して情報発信してきましたが、より総合的に木造非住宅の魅力を届けるために、WEBサイトのコンテンツ強化や動画チャンネルを新たにスタートさせる予定です。
ハウス・ベースがめざすのは木造非住宅普及のために、建材メーカーや木材系メーカー、建設会社、工務店、設計事務所、そして建物の発注者が集まり、情報交換しながら互いに学びを深められる「コミュニティ空間」です。
メディア強化の方向性
メディア強化の基本的な方向性としては、専門的な知識を平易な言葉で伝えながら、写真や図解、動画などのビジュアルを積極的に活用していきたいと考えています。
たとえば、「木造化・木質化の基本」や「木造建築のポイントQ&A」、さらには「建築実務者向け木造非住宅ビジネス」など、多岐にわたるテーマを扱う予定です。
従来は分厚い書籍や専門誌でしか得られなかった情報を、ネット検索や動画検索で短時間に得られる形にまとめることで、ユーザーが気軽にアクセスしやすいプラットフォームを実現する狙いです。
動画・SNSでの発信戦略
昨今、動画での情報発信が急速に存在感を高めています。
木造非住宅の魅力を視覚的に伝える方法として、施工現場の様子や完成建物のウォークスルー動画をYouTubeやTikTokなどで配信するプランがあります。
さらに、完成後の実際の利用者や関係者のインタビュー映像を交えることで、生きた声を届けたいと考えています。
また、InstagramやFacebookといったSNSでは、写真や短い動画を用い、設計の工夫や建材選びのポイントなどを紹介していきます。
こうした複数のメディアを横断的に活用することで、木造化・木質化への理解をさらに深めるきっかけを増やすことができます。
既存メディアとの連携方法
メディアを強化する上で重要となるのが、既存メディアとの連携です。
たとえば、建設業界の専門誌やニュースサイト、さらには自治体や各種団体が発行する広報誌に木造非住宅の情報を提供するなど、積極的にコラボレーションを行っていきます。
これにより、まだ木造化・木質化の経験の無い建築実務者や、潜在的な発注者の皆さまにもリーチが可能になります。
さらに、イベントやセミナーとも連動させることで、オンラインとオフラインの双方で情報を共有し、「木造非住宅を当たり前に選べる社会」の実現をめざしてまいります。
2025年目標③:木造化・木質化ネットワークの拡大
三つ目の目標となる「ネットワークの拡大」は、ハウス・ベース株式会社がこれまで積み重ねてきた協力関係をさらに広げ、「木造非住宅」の可能性を多方面とつなげる試みです。
私たちは、建材メーカーや木材系メーカー、建設会社、工務店、設計事務所にとどまらず、ハウスメーカーや不動産会社などとも協働していきたいと考えています。
そうした多様な組織との連携が、今後の木造化・木質化の普及を加速させる鍵になるからです。
ネットワークを広げる意義
ネットワークを広げることで得られるメリットは、「情報共有」と「信頼関係の構築」です。
企業との連携によって、最新の研究成果や開発情報を早期に把握し、実務に生かすことが可能になります。
例えば金融機関との連携では、木造化・木質化の付加価値を活かした融資制度や補助金活用等が期待されます。
また、各地域の企業と連携することで、地元の森林資源を有効活用し、地域経済を回しながら環境保全を推進するモデルを実践できます。
こうした多方面からの知見と支援が合わさることで、木造非住宅の実現速度が一気に加速し、さらに幅広い社会課題の解決にもつながるのです。
ハウスベースのパートナーシップ事例
実際の事例としては、主に下記のようなプロジェクトが進んでいます。
・ハウスメーカー様:非住宅建築物のプロトタイプ設計業務
・プレカット会社様:木造化・木質化専用メディアのコンテンツ作成
・建設会社様:非住宅建築物の設計支援(設計者紹介)
地域活性化と木造普及の関係
木造化・木質化は、単に建物の意匠や構造に木を使うだけでなく、地域の森林や産業を取り巻く問題に目を向ける絶好のきっかけにもなります。
日本各地には豊かな森林資源がありますが、需要不足や人手不足などの要因で十分に活用されていないケースが少なくありません。
そうした木材資源を「非住宅用途の建築物」で生かすことで、新たな雇用を生み出し、林業・製材業の活性化にもつなげることができます。
結果として、地域住民との関係性が深まるだけでなく、SDGsや環境保全の観点からも大きな意義を持つ取り組みとなるのです。
2025年以降も私たちは、このネットワークをさらに拡大し、「木造非住宅」を通じて社会を盛り上げていきたいと考えています。
まとめ
ハウス・ベース株式会社は2025年を、
「木造化・木質化支援のさらなる充実」
「木造化・木質化専用メディアの強化」
「木造化・木質化ネットワークの拡大」
という3つの目標を柱に、木造非住宅の普及と発展に力を注いでまいります。
2024年までの間に培った経験と、支えてくださった皆さまへの感謝を胸に、新たな挑戦へと踏み出していく決意です。
木造化・木質化がもたらす価値は、木の温もりある空間づくりだけではありません。
SDGsやサステナビリティ、森林資源の有効活用と地域活性化といった幅広い社会課題の解決にも寄与し得る、大きな可能性を秘めた領域だと考えています。
そんな未来志向の取り組みを一緒に進めるために、建材メーカーや木材系メーカー、建設会社、工務店、設計事務所の皆さま、そして建物を発注する企業や法人の方々との連携が欠かせません。
私たちは、設計支援や広報支援、実務支援を通じて、木造化・木質化プロジェクトがスムーズに進むよう全力でサポートいたします。
2025年以降も共に協力し合いながら、「木造非住宅が当たり前に選択される社会」の実現をめざしてまいります。
皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
ハウス・ベースの2025年の決意
ハウス・ベースは「住宅・建築の課題を解決する」というビジョンを常に見つめ直し、将来を展望して新たな事業拡大へ邁進してまいります。
この新しい年が、より佳き年になるよう心より祈念致します。
日本の住宅、建築業界は、社会やテクノロジーの変化、人口減少や高齢化の影響を受け、大きな変革が求められています。
その中でも、我が社は住宅・建築関連企業様を支援する活動を強化してまいります。
会社もおかげさまで10期目を迎えています。
「創業の理念」を常に意識しながら、貪欲に活動をしていきたいと考えています。
皆様と一緒に住宅・建築の価値を高め、この国を元気にしていけるよう精進して参ります。
本年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
2025年元旦
ハウス・ベース株式会社
代表取締役 植村将志
ハウス・ベース株式会社の木造化・木質化支援
非住宅用途の建築物で、木造化・木質化の更なる普及が期待されています。
諸問題を解決して、木造化・木質化を実現するには、「木が得意な実務者メンバー」による仕事が必要不可欠です。
木造非住宅ソリューションズでは、発注者の課題に対して、最適な支援をご提案します。
ハウス・ベース株式会社は、建築分野の木造化・木質化を支援するサービスである「木造非住宅ソリューションズ」を展開しています。
「木造非住宅ソリューションズ」とは、脱炭素社会実現に向けて、建築物の木造化・木質化に関する課題解決に貢献するための実務支援チームです。
◾️テーマ:「(木造化+木質化)✖️α」→木造化・木質化を追求し、更なる付加価値を創出
◾️活動の主旨:木に不慣れな人・会社を、木が得意な人・会社が支援する仕組みの構築
【主なサービス内容】
◾️発注者支援:施主向けに、木造化・木質化への事業計画、依頼先選定、プロジェクトマネジメント等
◾️設計支援 :木造化・木質化プロジェクトの建築計画、デザイン、図面作成、申請等
◾️施工支援 :木造化・木質化プロジェクトの施工者紹介(元請、建て方)、施工者に対しての案件紹介等
◾️事業者支援:メーカー、商社等を対象に、木造化・木質化に関する広報、イベント、販促支援等
木造化・木質化で専門家の知見が必要な場合は、ぜひハウス・ベース株式会社までお気軽にお問合せください。