「新環境住宅計画原論を読む」セミナー開催のご案内

新しいテーマのセミナーをご案内させていただきます。

「新環境住宅計画原論を読む」セミナーです。 

(主催:日精プラステック株式会社様、共催:BB研究会、ハウス・ベース株式会社)

「建築技術2023年1月号」の特集「新環境住宅計画原論」を解説するセミナーです。

上記をテキストとして利用します。

今後、人口減少社会、環境配慮型社会への移行において、新築住宅は「ZEHの普及から義務化」、既存住宅は中古住宅市場の確立に向けてまずは「性能向上」をキーワードに進むことが予想されます。

建築実務者にとっては、不足していた知見の補完、そしてこれから顕在化する諸問題への対応などが求められています。

本セミナーでは、これからの住宅を取り巻く「環境」を考える上で必ずおさえておきたいポイントについて解説します。

講師に住宅技術評論家の南雄三先生をお迎えします。

<本セミナーに関する南雄三先生のメッセージ>

 G2が日本の断熱スタンダードになろうとする中で、UA値だけが一人歩きしている。

性能は気にするが換気はメーカー任せ。

Passiveが本筋だといいながら日射の工夫だけで味気なく、通風は不快で全館空調が快適の象徴。 

一方、2030年までの省CO2ノルマも知らないし、知っていても「高断熱だから」と安心している。 

2013年の建築技術1月号で省エネ住宅計画原論を特集した。

それから10年…性能は高まり、ZEHが普通になった。

「健康で快適な生活を小さな燃費で…」という目 的は昔のままだが、それ以上がみえずに「味気のない性能づくり」にみえる。

なにをみたいのかというと環境共生住宅、バウビオロギー、エクセルギー・・「なにそれ?」 といわれそうだが、創始期はこれらの哲学の中に高断熱が位置づけられていた。   

特集の冒頭はこれら哲学が並んで圧巻。

計画原論ではこの10年で沈澱した疑問の 数々を研究者に投げ、新しい芽としての面白い温熱・選ぶ温熱がとても新鮮。 ……ということで、2023年は「新環境住宅計画原論」からはじめよう。

(南雄三)  

新環境住宅計画原論を読む」セミナー の概要

講師:住宅技術評論家 南雄三氏 

開催日時:2023年1月25日(水)14:00~17:00 (オンライン開催:接続開始13:30~)

 定員:100名(先着順となります。予めご了承ください。)

開催方法:オンライン(ビデオ会議ツール「Zoom」を利用)

セミナー概要は下記です。(構成は変更になることがあります。)

13:30-14:00    リハーサルタイム(ZOOMへの接続時間)

14:00-14:05   主催者挨拶・セミナー受講の注意点等の案内

14:05-14:35 南雄三先生レクチャー「前提としての環境論」

14:35-15:00 南雄三先生レクチャー「現状の思考回路 」

15:10-15:55 南雄三先生レクチャー「新築での計画原論」

15:55-16:20 南雄三先生レクチャー「既存での計画原論 」

16:20-16:35 南雄三先生レクチャー「地域で様々な計画原論 」

16:40-17:00 質疑 (希望者)

※懇親会等はありません。

※上記の予定が変更することもあります。予めご了承ください。

有益な情報を知る機会として、本セミナーにご参加いただけると幸いです。

<申し込みから当日までの流れ>

1.下記の参加申し込みフォームよりセミナーのお申し込みをお願いします。(事前予約制です)

2.Zoomの案内

・開始時間前までにハウス・ベースより参加者に「Zoom」の専用URLをメールにてお送りします。

3.「Zoom」を利用して受講(以下のAもしくはBのいずれかの準備をお願いします。)

A.カメラ・マイク付きのパソコンをご準備をお願いします。

B.タブレット、スマートフォン利用の方は、あらかじめ「Zoom」のアプリ(最新版)のインストールをお願いします。

参加申込フォーム

    備考:

    講師紹介:南雄三氏のプロフィール

    南雄三

    いまや住宅業界のレジェンドとして誰もが認める南雄三氏。

    断熱材メーカー在籍中に工務店業界と深く関わり、若い頃には世界を放浪し今も海外視察を続けながら、日本の家づくりを俯瞰されてきました。

    著書「大逆転のHOME嵐(H30)」は資産価値→中古流通→家づくりを地場産業に戻すことを提案するが、断熱性能を価値増幅の中に位置づけています。

    こうして先をみながら「今」を考え「もとめる断熱レベルとめざす省エネレベル(H28)」を、昨年暮れには「省エネ基準 説明の義務 南雄三が説明したら」を発刊し、建築技術1月号の特集は20年もの間、常に南雄三氏が監修を務められています。