- 2019年6月14日
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工務店のブランディングはまず「誰に」を決める
工務店におけるブランディングは「誰に 何を どう伝えるか?」を決めることです。
最初は「誰に」を決めてターゲットをきちんと設定し絞り込み、そしてターゲットを深く知ることです。
・設定したターゲットがどんな環境にあって、どんなニーズや期待を持っていて、何に興味や関心があるのか?
・どんな情報に影響され、それをどんな方法やルートで得ているか?
・住宅の購入やリフォームに関して、どんな基準で判断や意思決定をしているのか?
…などをできるだけ詳細に把握します。
手段は対象によって変わります。ターゲットが曖昧なまま動き出すと、その成果もぼんやりしてしまいます。
「ブランディング」の起点は対象者にあります。ターゲットの詳細な情報が、後の具体的な活動や仕掛けなどの設計の大切な素材であり根拠となるわけです。
工務店のブランディングは次に「何を」を決める
次は「何を」を決めることです。
発信するコト、いわゆるコンテンツを考えることです。実はここを固めることが最も重要であり最も難しいことでもあります。
ポイントは「行動」を喚起することです。出会いたいお客さまに「この工務店に依頼したい!」という気持ちに誘導できるかです。
注意すべき点は、工務店にとっての「できること・やりたいこと」が、必ずしもお客さまにとっての「お役に立つこと・関心のあること」ではないということです。
またそれが、競合となる会社や工務店との比較において、確実にオリジナリティや優位性があるのか? 「ならでは」の付加価値があるのか?ということです。
これらを整備しようとすると、単に発信の内容だけでなく、場合によっては提供する家づくりの質やサービスの領域、プロセス・仕組みなど、業務としての根幹からも見直さなければならない可能性が出てきます。
そこに着目し着手しない限り、より競争原理が強くなるはずの業界において、中長期的な生き残りも危ういということをわかっておかなければなりません。
理想を言えば、発信側のパワーで「集める」のではなく、お客さまが自発的に「集まる」流れをつくっていかないと、少なくとも持続性のある集客と受注維持は実現しにくいということです。
お客さまにとっての興味や必要のもうひとつ先を考えることで「共感」が生まれます。
工務店のブランディングは最後に「どう伝えるか?」を決める
最後に「どう伝えるか?」です。
お客さまを触発する核ができたとして、それをどう確実に・わかりやすく・魅力的に、何を使ってどういう表現で伝達するかを考えます。
ホームページの制作、運用においても、若いお客さまと年配のお客さまでは伝え方が異なります。
また、初期の接点と契約をクロージングする段階ではアウトプットすることが異なります。
結局、しっかりと受け止めて欲しい相手とのマッチングを考えた告知・伝達でないと、その良さは届かないということです。
まとめ
工務店におけるブランディングは「誰に 何を どう伝えるか?」を決めることに尽きます。
トップランナーの工務店ほど、ターゲットが明確で、提供する住宅のスタイルが明快で、広報を重視(日々の活動を継続的に発信)しています。
ハウス・ベース株式会社では、住宅関連の企業様にブランディングや商品開発に関するサービスを展開しております。
クライアント様のニーズや予算に応じて、最適なソリューションをご提供します。