- 2023年10月18日
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木造非住宅イベント「ティンバライズ様福島ツアー」概要
先日、木造化・木質化関連の学びを深めるために、「ティンバライズ（福島ツアー）」に参加しました。
ツアーの概要は下記リンクをご確認ください。
https://www.timberize.com/index.html?target=617
そのイベントレポートを前編・後編に分けてお伝えします。
ハウス・ベースは「特定非営利活動法人 team Timberize」の正会員です。
https://www.timberize.com/index.html
「ティンバライズ」は、木造建築の普及に関して、さまざまな活動を展開されています。
学識経験者、設計事務所、建設会社、ディベロッパー、木材関連企業、プレカット会社等で構成されているグループです。
入会した理由は、こちらをご確認ください。
木造非住宅イベント「ティンバライズ様福島ツアー」視察先
福島県は、木材産業の盛んな県です。
今回のツアーでは、木造非住宅を実現するには欠かせない小中断面と大断面の製材・集成材の製造現場と加工工場を2日間で視察できる充実したプログラムです。
＜視察させていただいた会社＞
◾️協和木材株式会社様（塙工場）：小中断面の集成材・製材
◾️藤寿産業株式会社様（大断面工場）：大断面の集成材
◾️ダイテック株式会社様（小川工場）：中大断面の製材
https://www.daitec-wood.co.jp/
◾️協同組合いわき材加工センター（勿来工場）：中大断面の製材
http://www.fmokuren.net/jas_nintei/hp/24iwakikakou.html
＜視察させていただいた木造建築＞
◾️林業アカデミーふくしま
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/forestry-academy-fukushima/
◾️福島県農業総合研究センター
https://www.mhs.co.jp/work/fukushima-agri-center/
木造非住宅「ティンバライズ様福島ツアー」：協和木材様視察
協和木材株式会社様の特徴は下記です。（出典：協和木材株式会社WEBサイトより抜粋）
- ALL国産材の製材・製品生産
- 国内トップクラスの国産材製材量
- 国内最大規模の敷地面積
- 林業×製材という幅広い事業領域
- 高いデザイン性と機能性を両立する新たな素材
- 林産資源を可能な限り有効活用
工場の航空写真です。
確かに広い・・・。
工場内をバスで移動したのは、新鮮な感覚でしたw。
まずは、座学です。
会議室が、天井から壁まで木質化されており、ショールームのようになっています。
見学前にわかりやすいスライドで講義を行なっていただきました。
工場見学スタートです。
自社工場の施設は、積極的に木造化・木質化されています。
特に外装を木質化した場合、経年変化を確かめられるサンプルにもなります。
とにかく木材の量に圧倒されます。
工場は、製造や加工などの目的ごとに、整備されています。
加工機で使用する刃などを研磨する専用のチームもあるとのことです。
かなりの量の機械を使用しますので、役割分担が明確になっています。
木造非住宅「ティンバライズ様福島ツアー」：林業アカデミーふくしま様見学
次に向かったのが「林業アカデミーふくしま」様の施設です。
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/forestry-academy-fukushima/
施設は、「研修棟」と「実習棟」の２棟で構成されています。
外壁には「WOOD.ALC」が採用されています。
「研修棟」のエントランスホールです。
大空間・大開口の木質空間です。
エントランスには、「シンボルツリー」が設置されています。
この材料は、「東京2020オリンピック・パラリンピック」の選手村で使用された県産材を再利用されているとのことです。
施設で使用されている木製家具の多くは、福島の県産材で造られた家具です。
森林管理のための最先端機器も設置されています。
こうしたシミュレーションで、実務を学べるようになっています。
「実習棟」の外観です。
短辺方向の耐力壁を外周部に設けることで、内部を無柱空間として実現しています。
「実習棟」は小屋梁をトラスを組むことで、大空間を実現しています。
これだけの大空間であれば、さまざまな実習が可能になります。
木造非住宅「ティンバライズ様福島ツアー」：懇親会
初日の夜は、郡山市内の飲食店で懇親会です。
さまざまな職業の人が参加するイベントなので、こうした懇親会での交流は重要です。
二次会に移動しても、熱い議論は続きます。
締めは、地元の方に教えていただいた「カレー南蛮」で締めましたw。
とても美味しかったですw。
今回のツアーは、木造化・木質化に関わる人間にとっては必見の内容ばかりで、とても充実したプログラムでした。
企画・運営されているティンバライズ様はさすがです！
また、ご案内いただく各企業様や施設の皆様の、わかりやすい解説と親身な対応も素晴らしいと思いました！
このイベントレポートは、後編に続きます。
