建築マネジメントオープンスタディ(講師:創造系不動産様)に参加

建築マネジメントオープンスタディに参加

株式会社アクア様主催の建築マネジメントオープンスタディに参加しました。

 

 

 

 

 

主催は、建築プロジェクトのPM/CMを提供する株式会社アクア様です。

http://www.aqa-pm.co.jp/

 

ゲストスピーカーは、創造系不動産株式会社の高橋社長です。

 

 

 

 

 

創造系不動産株式会社様は、建築家やデザイナーとの協働を基本とした不動産マネジメントを展開している会社です。

http://www.souzou-kei.com/

 

「建築と不動産のあいだを追究する」創造系不動産

創造系不動産株式会社様は、不動産業界の問題点を指摘しつつ、建築家の力をうまく活用して、日本の住宅、建築業界を変えていく活動をされています。

 

 

 

 

 

 

「建築と不動産の壁」は、確実に存在します。

 

 

 

 

 

 

高橋さんは、設計事務所と不動産会社の実務を経験してますので、その壁の厚さ、高さを痛感されたそうです。

それを改善していくためのコンセプトが、「V+F+R+D+C+M」(Vision+Finance+Real estate+Design+Construction+Management)です。

 

 

 

 

 

 

通常は、プロセスの前半と後半で、不動産と建築で分断されています。

 

 

 

 

 

 

それを一気通貫で、プロセス全体をマネジメントするのが、創造系不動産様のサービスです。

近年では、さまざまな媒体で紹介されています。

 

 

 

 

 

 

 

創造系不動産のオフィスは喫茶ランドリーと同じビル

多数のプロジェクトのコンサルティングをされています。

古いビルのリノベーションから、改修したシェアハウス、企業研究所をビール工場へ改修した事例などがあります。

 

 

 

 

 

 

イマケンビルというプロジェクトでは、1階に喫茶ランドリーというカフェ兼ランドリースペースがあります。話題性も高く、近隣の住民のコミュニケーションの場にもなっています。

 

 

 

 

 

 

創造系不動産様はこのビルの2階にあります。この喫茶ランドリーの変遷を日常的に見ることができたことは、とても大きかったそうです。

 

創造系不動産様の仕組み

 

 

 

 

 

 

設計者がクライアントに対してコンサルティングを行うべきではないかという提案もされています。

専用のツールを開発されて、その実務をサポートする準備をされています。

 

 

 

 

 

 

業界特化型のコンサルティングが、より求められる時代だそうです。

地方創生の観点からも、地域を活性化するための知見が建築実務者にも求められています。

 

創造系いすみ

千葉県いすみ市に「創造系いすみ」を開設されています。

今後の建築や不動産を考えるとき、家族の関係や働き方が変わることをふまえると、「移動」ということが一つのテーマになります。

拠点をいすみに持ち、期間を決めた上で、さまざまなことを検証するそうです。

 

新たな不動産ビジネスの動き

不動産の世界も、異業種や海外の会社からの参入によりいろいろな変化が起きています。

今、話題のインドから進出したOYO のサービスも要注目です。

創造系不動産様も、新しい軸を検討されているそうです。

不動産と建築を横軸、経営と移動を縦軸とすると、必要なタスクや関連するサービスが構想されています。

 

 

 

 

 

 

 

後半はディスカッション

後半は参加者で輪になって、高橋さんへの質問を中心としたオープンな議論でした。

 

 

 

 

 

 

プロジェクトマネジメントのエピソードなど、なかなか聞けない話を教えてもらいました。

 

いろいろ気づきを得られました。

主催者の株式会社アクア様、ゲストの創造系不動産の高橋社長、貴重な話をありがとうございました!