対談:槇文彦×谷口吉生「慶應建築の系譜」に参加

慶應大学での講演会に参加

対談:槇文彦×谷口吉生「慶應建築の系譜」に参加しました。

ものすごい企画です…。

お二人の母校である「慶應」だからこそ、実現できる企画ですね。

槇文彦さんと谷口吉生さんは、日本(あるいは世界)で最も洗練された美しい建築を設計される建築家だと、個人的に思っています。

学生の頃から現在に至るまで、自分の外出先や出張先に、お二人の設計された建築があれば、積極的に見学に行っています。

そんな個人的な思い入れもあり、とても楽しみにしておりました。

お二人は公私にわたり、とても長いお付き合いで仲が良いということもあり、自然なやりとりがとても面白かったです。

 

槇文彦氏の講演

 

 

 

 

槇さんの話で印象的だった話は下記です。

・槇家の話と慶應との関係

・槇さんが慶應幼稚舎に合格されたユニークなエピソード

・慶應幼稚舎の建築の話

・谷口吉郎さんの設計された建築での空間体験はとても大きかったこと

・世界の各地を旅した話

・チーム10のミーティングの話

・慶應大学の図書館を受注したエピソード

・湘南藤沢キャンパスの話
→大きな建築ではなく、ビレッジのような計画してほしいという要望があったそうです。

谷口吉生氏の講演

途中から、谷口さんとの対談形式になりました。

谷口さんの話で印象的だった話は下記です。

・谷口自邸の話

・父:谷口吉郎さんは慶應関連で約30件の設計されている

・ハーバード大学に留学した話

・MOMAのコンペの裏話

・日本の建築系の学校を卒業していない人で、初めての一級建築士は谷口さん

・慶應幼稚舎の新体育館のエピソード

・慶應幼稚舎の新館のエピソード

・葛西臨海水族園のエピソード

・湘南藤沢キャンパス中高等部のエピソード
→中庭型の構成や、増築にまつわる話が面白かったです。

・金沢建築館のプロジェクトのエピソード

まとめ

慶應大学では、慶應に関する建築のアーカイブをまとめているそうです。

 

槇さんの最後の挨拶が特に素晴らしかったです。

「90歳を過ぎても仕事をしているのは、追いかけるものが常にあるからだ」

とのことでした。

とても素晴らしい話を聞くことができました。