
当社が展開する木造化・木質化支援の一環として開催している「木造化・木質化勉強会(第11回)」のレポートです。
今回は、大建工業様を講師にお迎えして、「施設用建材」をテーマに開催させていただきました。
木造非住宅として、注目や関心が年々高まっているのが「施設用建材」です。
今回の勉強会では、「施設用建材」の特性やメリットを知ることができる貴重な勉強会となりました。
大建工業様は、施設用建材等で多数の実績のある会社です。
大建工業様に木造化・木質化勉強会の講師を依頼した理由

大建工業様に木造化・木質化勉強会の講師を依頼した理由は、木造非住宅の分野で「施設用建材」の可能性がとても高まっているからです。

今回は、「DAIKEN秋葉原テクニカルスペース」を会場にご提供いただきました。

「DAIKEN秋葉原テクニカルスペース」は、木造非住宅にとって重要な施設用建材に関して、実際の建材や体感用の空間が備えられている充実の施設です。
ハウス・ベースの「木造非住宅のビジネス展望」
木造化・木質化勉強会の冒頭、主催者としてハウス・ベース株式会社代表:植村より「木造非住宅のビジネス展望」をお伝えしました。
主に下記の3点について解説させていただきました。
・木造非住宅の市場分析:狙い目は3階建以下の非住宅建築物
・木造非住宅の事例紹介:大企業を中心に注目の木造化・木質化案件が急増中
・木造非住宅の未来予測:人口減少・高齢化と新しいテクノロジー(AI、ロボット等)
詳しくは上記の動画をご覧ください。
大建工業様による施設用建材の解説

冒頭、大建工業の佐々木部長様よりご挨拶をしていただきました。

施設用建材の詳細については、大建工業の志岐課長様にスライドを使ってわかりやすくご説明していただきました。
大建工業様による施設用建材のショールーム案内
大建工業様による施設用建材の説明を聞いた後は、グループに分かれてショールーム見学です。

建材のプロと、建築のプロ、が集まる場でもありますので、説明を聞くだけでなく、積極的な意見交換などが行われます。

フローリングは住居系の床材のイメージが強いですが、施設建築では公共・民間問わず、さまざまな空間で使用されており、そうした使用に耐えられる開発が進んでいます。

施設用の建具は、使用目的や頻度、要求される機能性が住宅とは異なりますので、さまざまな検証の結果により、製品が開発されています。

この施設では、さまざまな仕様の防音ルームが設置されており、条件別に性能の違いを体感することができます。

シアタールームでは、実際の映像を見ながら、音響効果を体感することができます。

展示はさまざまな工夫が施されており、仕様別の性能の違いを知ることができます。

見学中、手前に写るレジェンドは何か言いたそうですが・・・。
懇親会で「至言」が披露されましたw。
木造化・木質化勉強会恒例の懇親会
木造化・木質化勉強会では、必ず懇親会を開催しています。

勉強会はあくまでも研鑽の場であり、真の目的は「木造化・木質化普及に貢献できるチーム構築とビジネス展開」です。
そのため、本音で語り合える場が重要だと考えております。

継続的にご参加いただくことで、「仲間」が増えます。
その「仲間」とのネットワークから、ビジネスが生まれ、課題解決につながり、非住宅分野の木造化・木質化に貢献できると考えています。
まとめ

勉強会の内容は、とても充実したものでした。
施設用建材について、わかりやすく解説していただきました。
大建工業様、本当にありがとうございました!!
この「木造化・木質化勉強会」は、「志を共にするビジネス仲間」が合言葉です。
設計事務所様、工務店様、建設会社様、建材メーカー様、木構造メーカー様など多様なメンバーが集まる場でもあります。
立場や目的は異なっても、「非住宅の木造化・木質化」の普及と、そのビジネス展開においては、貴重なパートナーとなります。
何かあった時に「このメンバーに相談すれば大丈夫!」と思ってもらえるようなネットワークを構築したいと考えております!
2025年は、勉強会に加えて、見学会や視察ツアー等を開催していく予定です。
※勉強会の内容とは関係ありませんが、
「ハウス・ベースの男子校問題」
を解決しなくてはならないと常に考えております・・・・。
木造非住宅ソリューションズとは?
「木造非住宅ソリューションズ」では、実務者のスキルアップや交流を目的に定期的に勉強会や見学会を開催しています。
木造化・木質化に関する支援を提供する活動において、その担い手となる実務者(設計者、施工者、その他専門家)への情報提供や啓蒙活動は必須であると考えています。
加えて、人口減少・高齢化・建築離れ等の問題による、実力・実績のある実務者確保も重要な課題です。
そうした問題意識から、木造化・木質化に関して学ぶ場を定期的に設けることにより、実務者の実力向上を図りたいと考えています。
ハウス・ベース株式会社の木造化・木質化支援
非住宅用途の建築物で、木造化・木質化の更なる普及が期待されています。
諸問題を解決して、木造化・木質化を実現するには、「木が得意な実務者メンバー」による仕事が必要不可欠です。
木造非住宅ソリューションズでは、発注者の課題に対して、最適な支援をご提案します。
ハウス・ベース株式会社は、建築分野の木造化・木質化を支援するサービスである「木造非住宅ソリューションズ」を展開しています。
「木造非住宅ソリューションズ」とは、脱炭素社会実現に向けて、建築物の木造化・木質化に関する課題解決に貢献するための実務支援チームです。
◾️テーマ:「(木造化+木質化)✖️α」→木造化・木質化を追求し、更なる付加価値を創出
◾️活動の主旨:木に不慣れな人・会社を、木が得意な人・会社が支援する仕組みの構築
【主なサービス内容】
◾️発注者支援:施主向けに、木造化・木質化への事業計画、依頼先選定、プロジェクトマネジメント等
◾️設計支援 :木造化・木質化プロジェクトの建築計画、デザイン、図面作成、申請等
◾️施工支援 :木造化・木質化プロジェクトの施工者紹介(元請、建て方)、施工者に対しての案件紹介等
◾️事業者支援:メーカー、商社等を対象に、木造化・木質化に関する広報、イベント、販促支援等
木造化・木質化で専門家の知見が必要な場合は、ぜひハウス・ベース株式会社までお気軽にお問合せください。